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Through House

31坪とコンパクトな敷地にインナーガレージ付の住宅を計画し、いかに生活領域を大きく想像できるかを考えた。
大きなリビングをつくるのではなく、小さなリビングがたくさんある住宅の方が、生活のアクティビティーが広がると考えた。S、M、Lと名付けた気積の違う大小のリビングが廊下のように連なり、視線の抜け、段差によって各々の生活の居場所をつくりだす。
空間の無駄をなくすため、螺旋状に連なった階段の動線上に、リビングや洗濯場などの用途を配置し、空間を有効的に活用する。
各部屋をスキップフロアで構成し、高さの大小を組み込んでいき、ズレによってできる視線の抜けを操作している。部屋ごとに必要な天井高を確保するため、仕上げの工程を削り、天井は構造材を現しとし、構造材のもつ美しさと力強さ、素材感としての温かみを味わうことのできる空間となった。

設計 土床/土床建築事務所
構造 
MNQ構造デザイン

施工 株式会社内藤組

設計期間 2021年10月〜2022年8月
工事期間 2022年9月〜2023年3月

所在地 松江市

構造 木造
規模 地上3階
建築面積 48.44㎡

床面積  119.23㎡

写真 野津研一

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